飲食店でガス契約を選ぶ方法と切替する場合の注意点をご紹介

ガスのお役立ち情報

美味しい料理にとってガスは欠かせないエネルギー源です。飲食店を経営するには避けては通れない出費の1つが、ガス料金と言えるでしょう。ガスの使い心地はそのままに、契約するガス会社や料金プランを店舗に合ったものに切り替えるだけで支払いが大幅に減る可能性があることをご存知ですか?こちらのコラムでは、飲食店のガス契約の選び方や切替の注意点について紹介します。

飲食店を営業・開業するときに考えるガス契約とは?

飲食店を営業・開業するときに考えるガス契約とは?

飲食店を経営・開業する際、ガス契約はどのように選べばよいのでしょうか。まず、ガスの種類、それぞれの特徴から整理します。ガスは「プロパンガス」と「都市ガス」の大きく2種類に分けられます。この2つの大きな違いは、ガスの供給方法にあります。

都市ガス

都市ガスは、地中に整備したガス導管を通してガスを家庭や店舗に届けます。ガス導管を通してガスを受け取る都市ガスの場合、ボンベを補充する手間がなくガス切れも起こりませんが、人口が少ない地方などではガス導管が整備されていないこともあり、都市ガスを使える地域は限られています。

プロパンガス

LPガスとも呼ばれるプロパンガスは、家庭や店舗ごとにガスボンベを設置してガスを供給します。プロパンガスの場合、ガスボンベ配達などの手間がかかりますが、ガス導管が整備されていない場所や移動式の店舗でもガスを使うことができます。

飲食店でのガス契約について考えるときには、まず自分の店舗がある場所でどのガスを使用できるか確かめる必要があります。

ガスの契約はどこでもいいの?

ガスの契約はどこでもいいの?

2016年の電力小売全面自由化に続いて、都市ガスの小売も2017年4月から全面自由化されました。これまで都市ガスを利用するには、地域ごとに契約するガス会社が決まっていましたが、全面自由化により家庭や店舗ごとに自由にどのガス会社と契約するか選ぶことができるようになりました。プロパンガスについては、昔から自由料金制をとっており、地域の商店なども参入しガスの販売をしています。

 

都市ガスとプロパンガスの料金

都市ガスとプロパンガスで料金を比べると、ガスボンベの配達などの手間がかからない分、都市ガスの方がプロパンガスよりも安いことが多いです。ただ、それぞれのガス料金は地域によって差があり、一概にどちらがお得とは言い切れません。プロパンガスを販売する業者が多い大都市圏などでは価格競争が起きて地方に比べてプロパンガスの価格が低くなりやすいという事情もあるからです。加えて、プロパンガスの熱を生み出す力「熱量」は、都市ガスの約2倍です。同じ作業で消費するガスの量が異なるため、単純に比べることはできません。

様々な企業の都市ガス販売参入

都市ガスの小売全面自由化の動きを受け、情報通信業など異業種からの都市ガス販売業界参入も進んでいます。どのガス会社を選んでも、同じガス導管を使ってガスを受け取るので、ガスそのものの品質は基本的には同じです。各ガス会社は料金プランやサービスで他社との差別化を図ろうと、電力契約とセットで料金がお得になるプランなどを展開しています。

このような新しい料金プランへの切り替えにより、これまでと変わらない使い心地で月々の料金を安くできる可能性があります。ガスをたくさん使う飲食店では、どのプランを選ぶかによってガス料金が大きく変化します。現在のガス契約が最適なものなのかどうか点検することは、店舗運営のコスト削減への近道になるでしょう。店舗でのガスの利用の仕方や地域のガス料金の特色を踏まえ、どのような契約が合っているか見極めましょう。

ガス会社を選べるようになったことのメリット・デメリット

ガス会社を選べるようになったことのメリット・デメリット

都市ガスの小売りが全面自由化され、家庭や店舗が自由に契約するガス会社を選べるようになりました。こうした動きによるメリット・デメリットについて整理します。

メリット

大きなメリットは、ガス料金が安くなることです。新しい事業者がガス小売業に参入することで、価格競争が生まれます。それぞれのガス会社が顧客獲得を目指し、セット割引などで従来の地域ごとの大手ガス会社の一般料金も割安なプランを提供するなど工夫を凝らしています。

デメリット

デメリットとしては、原油価格や為替レートなどの影響を受けて料金が高騰する可能性もあるということです。これまでは国による小売料金の規制があり極端に料金が高くなることはありませんでしたが、自由化により規制がなくなりました。競争による値下げが起こる一方、社会情勢に大きな変化があった場合などには料金がこれまでよりも高くなる可能性もあります。

ガス契約で業者を選ぶポイント

ガス契約で業者を選ぶポイント

では、どのようにしてガス会社を選ぶべきなのでしょうか?ポイントを2つに分けて紹介します。

ポイント1

自分の地域で使えるガスの種類とガス会社について確認する

ガスは地域によって使えるもの使えないものがあります。また、料金の傾向も地域ごとに異なります。簡単な利用状況を入力するだけで色々なガス会社の情報を集めることができる比較サイトを活用するのも1つの手です。

ポイント2

店舗運営にかかる固定費の全体像を見渡して検討する

新しいガス料金のプランには、電気などと合わせて契約することで料金が安くなるものが多くあります。ガス・電気・電話などと分けて考えてしまうのはもったいないです。何をどのくらい使ってどのくらいの支払いがあるのか整理して、組み合わせることでお得になるものがないか探してみるのがおすすめです。

ガス契約会社を選ぶときの注意点

ガス契約会社を選ぶときの注意点

都市ガス小売の自由化が始まり、料金が安くなるのなら…とガス会社の切替を検討しているオーナー様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。お得な料金プランやユニークなサービスを展開する新たなガス会社が数多く生まれている反面、ガス契約にまつわるトラブルも発生しています。ガス会社を選ぶときにどのようなことに注意する必要があるのか確認しましょう。

注意点1

国の登録を受けた事業者であるか確かめる

自由化の動きに乗じて、強引な方法で契約を迫るような悪徳業者も現れています。国の登録を受けた小売業者であるかどうかは、経済産業省資源エネルギー庁のホームページで確認することができます。契約を結ぶ前に一度確認しておくと安心でしょう。

注意点2

契約期間や解約金について確認する

新しい料金プランの中には、契約期間が定められていたり解約金が発生したりするものもあります。また、プロパンガスから都市ガスに切り替えようとしたときに、プロパンガスの解約金が発生するということもあります。契約を結ぶ前に、契約期間、解約金の有無、割引対象期間などを把握し、店舗にとって不利益となることがないか確かめましょう。

こうした点に気を付けながら正しい情報を収集し、メリット・デメリットを整理してから契約を結ぶことが大切です。

ガスを契約するならEPARKガスがおすすめ

飲食店のガス代を削減するならEPARKガスがおすすめ

厨房で活躍するガスは、飲食店にとって要のエネルギー源とも言えます。そして、ガス料金を下げたいと思っても、飲食店で使用量を減らすのはなかなか難しいものです。そうした悩みを解決するには、ガスの品質はこれまでと同じまま、従来のガス料金よりもお得に利用できる「 EPARKガス」がぴったりです。

大きな特徴は、各地域の大手ガス会社が提供する一般料金に比べて基本料金が5%安いことです。電気も一緒に「EPARKでんき」に切り替えることで、基本料金が10%OFFになる「W割プラン」もおすすめです。「W割プラン」に切り替えた居酒屋では、1年間のガス料金を約4万6千円削減することができました。

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