飲食店の廃棄物を処分する方法とは?業務効率化におすすめなシステムを紹介

お役立ち情報

飲食店を経営すると、どうしてもゴミが出てしまいます。事業を営んで出た廃棄物は適正な方法で処分する必要があり、ゴミが多く出過ぎると処分費用がかさみ、経営を圧迫する恐れがあるでしょう。このコラムでは、飲食店で出る廃棄物の種類や処分方法、業者へ依頼する場合の選び方などを説明します。

飲食店における廃棄物の種類

飲食店における廃棄物の種類

飲食店から出るゴミは、「一般廃棄物」と「産業廃棄物」の2種類に分かれます。

一般廃棄物は、一般家庭から出る家庭ゴミとは異なり事業ゴミにあたるため、事業者が責任を持って適正に処理しなくてはなりません。事業者自身で処理できないときは、処理業者へ委託する方法もあります。

産業廃棄物は処分に法律の基準があり、処理に必要な工数が多いため、専門の処理業者への委託がスムーズです。

飲食店での廃棄物の処分方法

飲食店での廃棄物の処分方法

飲食店で出たゴミは、種類によって処分方法が違います。処分したいゴミの種類に合った適正な方法を知り、スムーズに処理しましょう。

燃えるゴミ

一般廃棄物収集運搬業許可を受けた業者へ委託する、または自治体の処分施設へ事業主自ら持ち込みます。少量の燃えるゴミは東京23区など一部の自治体に限りますが、ゴミ処理券を貼って他の家庭ゴミと一緒に出すことも可能です。

燃えないゴミ・粗大ゴミ

廃棄したいゴミの品目に対応した、産業廃棄処理の許可を受けた処理業者へ委託します。

古紙

廃棄物処理業者へ委託しますが、物として古紙回収をする場合、許可は不要です。または、古紙リサイクルを専門に行う業者へ回収を委託します。この場合も基本的に有価買取なので、許可は不要です。

廃食用油

該当する品目に対応した産業廃棄物処理の許可を受けた、廃棄物処理業者へ委託します。または、廃油を専門に扱うリサイクル業者へ委託する方法があります。後者は古紙と同じく有価買取が基本のため、許可は不要です。

グリストラップ

清掃業者へ清掃を依頼し、そのとき出た汚泥を廃棄物処理業者へ委託しましょう。許可品目に汚泥があり、清掃も一度に行える産廃業者へまとめて委託するとスムーズです。

廃棄物処理業者の選び方

廃棄物処理業者の選び方

飲食店のゴミを廃棄物処理業者に回収してもらうには、一般廃棄物か産業廃棄物かによって依頼先が異なります。適正な廃棄物処理業者の選び方のポイントを説明します。

選び方1

一般廃棄物収集運搬業許可を受けている

一般廃棄物の処分を業者へ委託するには、一般廃棄物収集運搬業許可を受けているか確認します。市区町村ごとに許可を受ける必要があるため、飲食店のある市区町村の自治体公式サイトで、許可事業者の情報収集をしましょう。

選び方2

産業廃棄物収集運搬業許可を受けている

産業廃棄物収集運搬業許可は、品目ごとに受ける必要があるので、処分したいものの許可を受けているかを確認します。業者が許可を受けていない品目を回収させると、飲食店側の違反を問われる可能性があり、注意が必要です。

選び方3

優良産廃処理業者認定制度による認定がある

都道府県や政令市が審査し、通常の許可基準以上に厳しい基準をクリアした場合、優良な産廃処理業者に認定する制度が「優良産廃処理業者認定制度」です。責任をもって廃棄物を行う業者のため、安心して依頼できるでしょう。

選び方4

契約から処理までの流れがわかる

契約してから最終処理まで、一連の流れを把握できる処理業者へ委託しましょう。特に処分先へ確実に出したことを、ホームページや産廃ネットで確認できる業者が安心です。もし委託先の業者が不法投棄を行った場合、ゴミを出した飲食店の責任を問われる場合があるからです。

選び方5

十分な収集車数がある

所有台数が十分ある業者の場合、希望した曜日にきちんと回収されますが、少ない台数の業者は頼みたい日に回収できない可能性があります。

飲食店での廃棄物処理にかかる費用

飲食店での廃棄物処理にかかる費用

飲食店で出たゴミの廃棄に必要な費用は、一定の相場はありません。経営する店舗の規模・業態・営業日数などによって廃棄物の量が異なり、業者に回収を依頼する頻度も違うためです。ここでは、飲食店の種類別に廃棄物処理業者へ委託した場合の例を紹介します。

カフェ

カフェの場合、テイクアウトができるか、軽食を提供するかなどでゴミの種類や量が大きく変わります。ストローなどプラスチック類のゴミが多いケースでは、産業廃棄物の回収を依頼する回数が増えます。店内でゴミが多く出ないような営業形態であれば、ゴミ処理にかかる費用は少なく済むでしょう。

レストラン

レストランで代表的なゴミは食べ残しなどによる可燃ゴミでしょう。営業形態や規模、また繁忙期かそうでないかにもよりますが、ゴミの回収を依頼する回数によって費用が大きく変わります。

ラーメン店

店舗によりますが、ラーメン店ではスープなどに使う食材に骨を含むことが多く、可燃ゴミもかさばるケースが多いようです。また、グリストラップの清掃で出た汚泥は産業廃棄物となるため、飲食店の中でもゴミの処理を依頼する機会は比較的多く、回数や種類に応じて処理費用が高くなるでしょう。

飲食店で廃棄物を減らす方法

飲食店で廃棄物を減らす方法

飲食店で出るゴミの処分には費用がかかるため、廃棄物を減らすことが経費削減につながります。飲食店の廃棄物のうち一般廃棄物は、食品ロスを抑える工夫をすると削減でき、処理に必要な費用も減らせるでしょう。ふだんの飲食店経営で取り組める、食品ロス対策を4つ解説します。

対策1

適切な量を仕入れる

注文が入ったとき、食材が不足して提供できない状況を心配し、必要以上に仕入れるケースが多いです。しかし予想外に売れ行きがよいときは問題ありませんが、不要なストックは食品ロスを増やす恐れがあるでしょう。注文が集中した場合の最大量までの仕入れにとどめ、上回る量の仕入れは避けましょう。

対策2

食材の正しい保管方法と管理方法を行う

食材の保管方法や管理方法を誤ると、食品ロスにつながります。スタッフの誰が見ても把握できる状態にするため、先に仕込んだものはどれか・いつまでに使うか・小分けの量などの情報を詳しく残しましょう。また、食品にあった保存容器や資材を用意し、清潔な状態で正しく使います。

対策3

食べきれる量を注文してもらう

お客様に食べきれる量の注文を促すことも、食品ロスの減少につながります。メニュー表にわかりやすい目安量を記載するため、実物の写真を添えることがおすすめです。

対策4

データで売上を正確に検証する

仕入れ量は感覚ではなく、販売数や売上データをもとに割り出しましょう。実数の正確な把握が、食品ロスの削減とともに経営管理にも役立ちます。

飲食店の廃棄物管理ならCBA wellfestがおすすめ

飲食店の廃棄物管理ならCBA wellfestがおすすめ

「飲食店の廃棄物管理がうまくいかない」とお困りの場合は、CBA wellfestがおすすめです。CBA wellfestは、飲食店の廃棄物管理とマニフェスト業務をあわせて管理でき、課題解決をサポートします。CBA wellfestの強みを紹介いたします。

最大で90%工数を削減できる

これまでの紙を使った運用と比べて、約90%の工数削減が可能です。一般廃棄物・産業廃棄物・有価物を一括管理でき、電子と紙のどちらのマニフェストにも対応しています。

料金が手頃

個人事業から大企業まで、全ての企業が参加しやすい手頃な価格が特徴です。廃棄物の追加設定も無料で、余分な出費の心配がありません。

操作が簡単

最新のUI/UXを採用し、誰でも短時間で使い方が身につくので、業務初心者も操作を簡単に行えます。組織間での情報共有もできるので、廃棄物管理の効率アップを図れます。

複数店舗の排出状況を把握できる

ひとつの店舗だけでなく、複数店舗の廃棄物管理をまとめて行えます。廃棄物の多い店舗の原因を調べ、必要な対策を講じることで、業務効率アップにつながります。

飲食店の廃棄物処理で悩んだときは「CBA wellfest」をご検討ください。